12. 色々な醤油-2

 空き瓶に皮を剥いたニンニクをいれ、瓶いっぱいに醤油を注いだニンニク醤油。私の実家にはいつもこれが置いてあり、ピラフの味付けなどに使うととってもおいしい! お豆腐にかけたり、野菜炒めにも合います。レモンの様な柑橘類を搾った汁と醤油をまぜた“ポン酢”と言われるものも常備してあります。サラダやお豆腐にかけたり、冬になるとテーブルの真ん中に卓上コンロと大きな鍋を置き、肉、魚、野菜、きのこなどを煮て、それをみんなそれぞれ好きな具を器に盛ってポン酢をかけて食べます。柑橘類は地域によっていくつか種類があるし、お酢などでもおいしく作れます。この鍋は身体もあったまるし、野菜やお肉がバランス良く食べられるし、作るのも簡単だし、みんなで色々話ながら食べるのが楽しいので、日本の冬にはかかせないメニューです。
 日本では自分の家で醤油を作る人はほとんどいないけど、醤油を使った調味料を作り置きして楽しむ人は多いです。醤油は塩分が強いので雑菌が繁殖しにくく、日持ちがするので作りやすいんですね。
最近では、醤油の中に米麹を入れた“醤油麹”というものが流行っています。醤油がもともと大豆と小麦の麹からできているのに、そこにさらに米麹をいれるという、トリプル麹調味料。醤油に使われた大豆と小麦の粒はろ過してしぼっているのですが、醤油麹にはいってる米麹はしぼらないでそのままの粒を楽しみます。米麹はほんのり甘いので優しい味になり、お豆腐にもサラダにも炒め物にも、何にでも合います。コーン入りピラフに使ってもおいしい? 米で作ったピラフに、米麹がはいった醤油で味付けするなんて、日本人はそんなにお米が好きなのか、と言われそうですが、そんなにお米が好きなんです! 米麹の代わりに麦麹をいれたものもあります。お米とまた食感が違っていて、それもおいしいですよ。
 普段、食事をしていて「私は醤油が大好きだ!」なんて思った事はなかったのですが、こうやって醤油の事を色々と書いていると、私は醤油が大好きなんだなぁ、と改めて感じました。多くの日本人がそうだと思うのですが、当たり前のように身近にありすぎて、全然意識してなかったんですね。自分の周りにいる異性も、改めて見直してみると「よく見たらすごくカッコイイかも!」なんて思う事があったら、人生がもっと楽しくなるかもしれません♪

 

 




にんにく醤油

【材料/作りやすい分量】
にんにく…1個(70g)
醤油…100〜150ml(110〜170g)

【作り方】
1.にんにくは皮をむき、大きければ半分に切って
芽を取り、空き瓶などに入れる。

2.醤油を注ぎ、冷蔵庫で3日以上漬けてできあがり。

※少なくなってきたら、
醤油やにんにくを足していきます。

 


アボカドときゅうりのにんにく醤油漬け

【材料/2人分】
アボカド…1個(230g)
きゅうり…1本(100g)
にんにく醤油…大さじ2(36g)
にんにく醤油のにんにく(半かけ)

【作り方】
1.アボカドは種を取って皮をむき、一口大に切る。
きゅうりは皮を縞模様にむいて一口大に切る。

2.ビニール袋などに入れて
にんにく醤油を全体にまぶし、
冷蔵庫で30分以上漬けてできあがり。

※アボカドときゅうりが、
にんにく醤油とよく合います。
他にもピラフやパスタなどにお使いください。